テスト対策論2.0⑤

子どもの頃に父親から将棋を教えてもらいました。
今の子供たちはあまり馴染みがないかもしれませんが、
当時は羽生善治棋士の人気もあり、大流行していました。
今の藤井聡太棋士の人気とは少し違う方向で将棋自体が注目されていたのです。
小学校や中学校の将棋部は60人以上の部員がいたと記憶しています。
才能があったなんて程のものではありませんが、何故か将棋がすごく面白くて、
すぐに同級生の中では敵なしになり相手は父親だけでした。
ただ、その父親にはなかなか勝てない。
毎日のように対戦していましたが初めて勝つのに3年くらい掛かりました。
(この時点で才能なんてない)
勝ったときのことは今でも覚えていますが、とても嬉しかったです。
ということで、
テスト対策論の5つ目のテーマ。
(5)目標をもつ
テストのときは目標を立てましょう。
できれば、「学年順位〇〇位!!」
とか
「理科○○点!!」
みたいに具体的なものがいいです。
目標を立て、それを乗り越えるとき、人は大きく成長できます。
小さな目標でも、大きな目標でも何でも構いません。
できることなら大きな目標がオススメですが大事なことは「その目標を達成するために本気で取り組む」ことです。
途中で簡単に諦めたりして投げ出してはいけません。
特に勉強は思うように成績が上がらない時期があります。
でも腐ってはいけません。
個人差がどうしてもありますが、必ず実力がつく瞬間がやって来ます。
また、最初から自分にはできないなどと自分を過小評価してはいけません。
たまに生徒本人も親御さんも勉強を諦めている場合があります。
これは非常に勿体ないことです。
勉強はたしかにできないとき、わからないときは物凄く面白くないです。
でもですね、ちょっとでもそんな状況を打破できれば、
物凄く面白いものに様変わりしますし、実は最も努力が実りやすいスポーツともいえます。
僕は今までに何度も見てきましたが、最初は親御さんなどに言われるがまま嫌々勉強していたのが思いもよらない点数や順位を取ったとき生徒たちの目は輝き、その姿は一気に凛々しくなります。
大事なことは自分にはできないと言い訳をせず、とにかくちょっとした目標を立て、その目標を超えるべく、最後まで諦めずに今までの人生にないくらいの勉強を始めましょう。
きっと自分の成長に自分でも驚く瞬間がやってきます。