メンタル

昨日の話で少し子どもたちのメンタルについて触れました。
スポーツでも積極的にメンタルトレーニングが実施されているように精神面の強化は重要です。
勉強、というより普段の日常生活でも重要でしょう。
勉強でいえば一昔前なら「果敢に挑戦して何度倒れてもへこたれない」みたいな子どもがけっこういましたが最近は激減しましたね。
入試においても直前でメンタルの不調を訴える生徒は増えた気がします。
一人の指導者として最善の注意を払うべき懸念の一つになりました。
少し調べるだけでもいろいろな要因が散見されますが、
私個人としては「現実」というリアルが実際に自分自身に降りかかってきたときの対処に慣れていないことが大きいのではないかと感じています。
スマホの画面をタップしているだけでは感じることがないような重圧が意識の外側から襲い掛かってきて、そのときの対応がすべて自己責任になる経験です。
これらを強く経験できるのはスポーツや勉強です。
特に勉強は目に見える範囲での格差がない分、プレッシャーを感じやすいです。
実際、ウチの塾生たちは何より私との確認テストにおける勝負で手に汗握るほどの緊張感を感じており、「足が震えるほど緊張する」と言っています。
(これ、中学生だけじゃなくて高校生も言います。自分で書きながらですがそこまで言うかとちょっと思っています。)
でもこんな経験を積み重ねるのとまったくの未経験では差が歴然です。
勉強を通して今後の人生で、
おそらくちょっとやそっとこので精神が壊れてしまうようなことはまずないでしょう。
それだけ彼らは自分と向き合い、工夫をするからです。
成績のような数値という目に見えるものだけを上げるのが勉強の目的ではありません。
その向こう側、
目には見えないところでの成長があるのも勉強のいいところです。