人は逃げるから苦しくなる
哲学者ウィリアム・ジェームズの言葉、、、みたいですね。
偶然知り合いの先生がつぶやいていたのが目にとまりました。
昔は何でも「最後まであきらめるな」が一種の美学みたいになっていまして、今から考えれば完全に昭和のノリがありました。
今は「苦しかったら逃げなさい」と簡単に言われるほどなので、時代は変わっていくものですね。
ただ、どちらが正解とかはないでしょう。
これもよく二項対立で論じられますが、こんなの人によりますし、細かい状況によってまったく違ってきます。
大前提ですが本当に苦しくて限界な人は早くその状況から逃げ出しましょう。
人間生きていればいくらでも何とでもやり直せるものです。
ただ、
勉強を教える私の立場的に、勉強というフィールドはどうか?
もちろん人によりますが、私の推しは「逃げずに挑戦」です。
勉強はスポーツに比べてもっとも挑戦しやすい分野であり、ハンデが少ないフィールドです。
にもかかわらず、がんばりによって見返りがとても大きいのが魅力です。
たしかに勉強ができないうちは苦しい段階があります。
ここで精神的なつらさは誰にでもあるでしょう。
中途半端にできるときも頻繁に大きな壁にぶち当たり挫折しそうになります。
でも、そんな特徴だからこそ逃げずに立ち向かうところに良さがあるわけです。
何度も言いますが勉強は「自分と向き合う究極の機会」です。
そんな自分との立ち合いに逃げてはいけません。
あえていえば、結果としてテストや入試で上手くいかなかったとしても、
自分と向き合うことの過程で成績向上や合格と同じくらい大事なことを経験します。
私の指導経験上、
勇敢に立ち向かった生徒はその後、なぜか人生が上手くいくチャンスを手繰り寄せます。
