授業が塾のすべてではない
授業は私のウリの一つですが、今どき品質のいい授業なんてyoutubeでも開けばほぼ無限に存在するのでいつでもどこでも視聴できます。
周りの集団塾にいけば大体どこの授業を受けても十分わかりやすいですし、個別指導塾の大学生講師の授業も案外わかりやすく勉強はそこそこ捗ります。
私は授業研究のために有名予備校講師の有料動画を実際にお金を払って何本も視聴しましたし、全国の知り合いの塾に出向き色んな学生講師の授業も確認しているので間違いありません。
しかし、
爆発的な伸びや自学力の向上にはわかりやすい授業だけでは足りません。
そこに必要になるのが「一人ひとりを手厚くみる」です。
これは決して「生徒を迎合する」形のやさしい指導のことではありません。
生徒のペースに合わせるとか、生徒の現状の実力に合わせるなんて指導をしていたら、中学3年間も高校3年間もあっという間に過ぎ去ってしまいます。
言うなれば、生徒の「癖」を発見して矯正していく、もしくは良い方向に軌道修正していく、ですね。
一つ紹介するとすれば「添削」です。
塾生一人ひとりのノートの使い方を点検する、余白の計算過程を確認する、間違いを直せているのかチェックする、そして答案内容を私が直接〇つけする。
数学の合同証明のような単元は自分での答え合わせが難しくテキトーに〇つけする中学生は少なくありません。
間違えていても答えなんて教えません。もう一度考えてもらい、それでも無理ならちょっとしたヒントを出して正解するまで何度でもトライしてもらいます。
高校生もまったく安心できません。
英文解釈(英文和訳)問題なんて「これでも正解だよね♪」ってノリで多くの生徒が自分の答案を正解にしていますが、ことごとく変な日本語訳を書いています。
こういう小さな部分を見逃し続けると生徒はいっこうに成長しません。
添削はひじょーにめんどくさいです。
でも好きですよ、添削。
だって添削のような指導こそ実は教える授業より重要度が高いからです。
何より塾生との1対1の問答は楽しいですし、答案を介して文通のような風情もあります笑
塾に通うメリットとしては、このような部分こそ最大値なのです。