教材選定③

(3)解説の詳しさが大切
教室にいる場合は私に質問すればいいですが、
自分一人で勉強する場合を想定することが重要だと思って教材を選んでいます。
解説が詳しいことが重要です。
たまに勘違いされている場合があるのですが、
生徒たちが本当に自分一人で解けるレベルに理解して、
単語や語句を暗記する瞬間は「わかりやすい授業」を聞いているときではありません。
授業は「きっかけ」の一つです。
料理でいえば「スパイス」のような調味料です。
生徒が実力を向上させる場面は自分で問題と格闘し、
自分で解説を読み込み、「これはどういう意味だ?」と頭をひねるときです。
そんなときに解説が簡素簡略されているともはやどうにもなりません。
スマホで知らべる気力も湧いてきません。
だから特に問題集は解説が詳しいことが大切です。
理想は問題集の本体よりも解答解説集の方がはるかにぶ厚い問題集です。
問題点はもしかしたら最初はその解説の意味がさっぱりわからないかもしれないことです。
でも実はそれはそれでいいんです。
塾としては私がいるので質問できる保険があるわけですが、
たとえそうじゃなくてもじっくり解説を何度も読むこと、
読もうとする行為自体が大事なのです。
だから私は塾生にも言います、「まずは自分で全部読もう!」と。
ただでさえ子供たちは活字離れが深刻です。
ちょっとした長さの解説も読めないようでは今後が大変です。
そういった練習も兼ねることができるわけです(後付けっぽい理由ですけど)。
生徒からの苦情があるとすれば「重い」ことですね。
ぶ厚い本は意外にとても重いです。
まあでも、塾長の「思い」が詰まってますからね。。。