気遣い

教え子の話題が続いていますがこんなのも書いておきます。
私は塾の先生ですが「人生で最も大事なのは勉強だ!」などとはこれっぽちも思っていません。
むしろ勉強以外に大事なものはたくさんありますよね。
「気遣い」はその最たる例です。
「思いやり」とか「気配り」とも言えますね。
受験生のお疲れ様会のブログを書きましたが、あのときも塾生の気遣いがありました。
みんなでピザを焼いたのですが、思った以上にピザ窯の温度調整が難しく、私がほとんどずっと焼きの番をしていました。
そうなると、私は永遠ピザをこねられませんし食べられないわけですが、生徒たちが楽しめればそれでいいので何も言わずにひたすらピザを焼き続けていました。
すると最後のピザ生地を使って生徒が私用にピザを用意してくれたわけです。
素晴らしい行動ですね(単純にお腹いっぱいで余っただけかもしれないけど)。
私の指導はおそらく現代の教育現状から考えるに稀な方針をとっていると思います。
硬派と言いますか厳格です。
昭和の父親のようであり、ロッテンマイヤーのような堅実な母親かもしれません。
ただ、
だからこそ私の指導の中で1年以上立ち振る舞った生徒たちは実に柔軟であり、優しい人が多いように手前勝手ながら思います。
塾は勉強を優先する空間ではありますが、本気の勉強を通して勉強以外のことでも生徒たちが成長してくれたらいいなのと欲張りに考える日々です。