自分基準を高める②

自己の基準を高める話をもう一つ。
教室では確認テストを実施していますが、この確認テストに合格するのが塾生たちの目先の目標になり自分の勉強ができているのかを測る指標になります。
事前に指定された範囲が十分に学習(定着)できていれば合格できますし、不十分であれば合格できないからです。
以前にも書いていますが自発的な学習を促す仕組みで追試を受ける際は自己申告になっています。
つまり自分で仕上がったと判断して追試を受験します。
通常であれば自分で仕上がったと判断したのですから合格するはずですが、不思議なことに前回の確認テストと同様くらいに間違えて何の進歩も改善も見られない内容で不合格になる生徒が現れます。
ここに自分基準の甘さが表れています。
勉強が得意な生徒は文字通りきちんと自分の出来具合を自分で査定します。
テストを受けるときは念入りに教科書やテキストを確認して問題集で類題を何度も解き直します。
そしてその一つ一つの「セルフチャック」が精密で厳格です。
何度も解いている問題は本当に解けるのか?
穴埋め問題も一問一答もスラスラと淀みなく解答できるか?
人に説明できるほどに内容を暗記しているか?
このチェックの基準が非常に高いです。
具体的な基準として「即答できる」かがオススメです。
特に何度も見たことある問題で「うーん。。。」と悩んで答えを出しているようでは定着していません。
どの教科でも即答できるかどうかを判断基準にしてみてください。