計算ミスを減らす③
 
 計算問題を解く練習を繰り返して間違えずに計算を解けるようになってきた。
でもまだ確認テストをしてみるとなぜか間違える。
こういう場合は「時間を意識」してみましょう。
小中学生ならどんな計算も1分以内で解けるように練習しましょう。
「計算ミスを減らそうとしているのに時間を気にしすぎて大丈夫?」
そんな疑問が湧くかもしれませんが、
計算処理能力を高めることが結局計算ミスを減らすことにつながります。
もちろん最初から時間を気にしすぎると焦ってしまって計算ミスが出てしまうと思いますが、
そこそこ練習を積んだならそこからはスピードを意識して自分の根本的な計算力を上げる工夫をしていかなくてはいけません。
その一つが時間を意識することです。
また、「見直しの罠」にも気を付けてください。
よく言われる「見直しをしましょう」を勘違いしてはいけません。
見直しはテスト中に時間が余った場合にできるボーナスタイムのようなものです。
おそらく実際のテスト中に時間が余る人は少ないと思います。
入試問題も時間はギリギリです。
ですからガッツリすべての計算を見直すなんて現実的ではありません。
では見直しはしないのか?
いえ、見直しはできますよ。
?
計算中に見直しを随時するのです。
途中式を書いた瞬間に計算ミスをしやすいポイントがあります。
個人差や個人の癖がありますが、
例えば中高生なら「約分通分の瞬間、符号の変換、分配法則、移項の瞬間」などです。
私もこれらのとき、頭の中で高速で1回検算をします。
(まあ、実戦で時間に追い込まれていたら無理ですけどね)
すべて計算し終わって最初からすべての計算過程を見直すのではなく、
途中で要所を見直すのです。

 
						 
				 	 
             
             
             
             
             
             
             
             
             
            