退塾に思う適応する姿勢

何度か書いていますがウチは比較的退塾が少ないです。
個人塾は少人数なので大体そうかもしれませんが、
知名度がある大きな塾には「とりあえず」と考えたご家庭がたくさん入塾されます。
それだけ不一致も多く起こります。
私も経験がありますが生徒の流動がとても激しいです。
ただし多くの生徒に対応できる懐の広さや安心感は確実です。
一方で個人塾は良くも悪くもクセがあります。
こだわりの強い塾長が一人で看板を背負っているわけです。
適応できればその成績の上昇は他の追随を許さないほどに絶大です。
しかしその価値観に合わない場合は地獄なので近づかない方が身のためです。
ウチの退塾理由はほぼ100%で「確認テストがキツイ」です。
「毎週の確認テストが精神的につらいから自分のペースで勉強したい」みたいな主張をされます。
最後にちょっとだけアドバイスをしますが私は特に引きとめませんので「わかりました!がんばってください!」くらいで終わります。
例えばマラソンランナーはペースメーカーと伴走して自分のペースを調整します。
自己ベスト、日本記録、世界記録、、、どれを目指すにしても基準のペースに自分を強制的に適応させていかなければ自分のペースを上げることはできません。
もちろんその過程は苦しいときがあり、勉強も同じような側面があります。
時代の風潮として苦しい現実からさっさと逃げ出すことが勝ちなっているところがありますが、
みんなが支持している方向が自分にとって正しいとは限らないので気を付けてもらいたいものです。
少なくとも私はつらく苦しい壁にぶち当たっても、
最大限の試行錯誤を繰り返して突破する糸口を探求する姿勢が人生には必要だと信じています。