過去問研究②
大学受験の志望校なら10年分以上、高校受験なら私立も公立も5年以上は解きたいです。
(※大体の目安なので特に高校受験の場合はその生徒の状況によります。)
大学受験の場合はその大学の特色が出ますのでできる限り多く過去問を解き、その問題に慣れる必要があります。
高校受験の場合も私立はその学校でよく出る分野や単元がありますし、公立の場合も慣れるためにこれくらいの演習量は最低限欲しいところです。
また、どれくらいの得点率を目指せばいいのかですが、大学受験の場合は合格者平均点や合格者最低点がわかりますのでそれを目安にしましょう。
高校受験の場合は私立なら〇割以上、公立なら自分が持っている通知表の内申点から割り出すことになります。このあたりはさすがに詳しくは書けないので、自分か通っている塾の先生などに聞くしかありません。
ただ、何度も言いますが過去問は解くだけでは本当に意味がありません。
簡単に流れを表すと、
「解く→答え合わせ→解説熟読→直し&まとめ→基本事項の確認→解き直し」のような形にはしないといけません。
特に「直し」以降が重要で、このあたりを私は厳しくチェックします。
このチェックをする塾や予備校は非常に少ないです。というか普通はできないからです。
でもこの直し以降がしっかりできているかどうかで、最後の飛躍が起こせるかが決まると言っても過言ではありません。
中3だと私が口頭で示してもあまりピンと来ないので、よく現役高3の直しノートを見本として見せます。
すると「すげー!!」っていう感想が飛び出しててみんな工夫し始めます。
そんなことができるのも大学受験まである個人塾ならではの良さです。