高校数学の壁
高校数学は高校生にとって大きな壁です。
中学のときに数学が得意だと思っていた生徒が急に苦戦し始めます。
あれもこれも理解できない、わからない部分が大量に出てきます。
このときに取りうる勉強方法が大きく2通りに分かれます。
(1)じっくり理解することを優先してわかるまで永遠こだわる
(2)とにかく解けることを優先して先へ進み全体を把握する
どちらも一長一短ありますが、私の経験上、
前者は勉強得意な理系脳タイプにおすすめ、後者は万人受けで数学逆転タイプにおすすめです。
ただし、
前者は本当に勉強ができる一握り人だけです。
ここで言う勉強得意な人は全然勉強しなくても学校の定期考査で上位1割に入れる選ばれし者です。
そんな人以外は後者の方法が結局最終的に最も成果を上げます。
高校数学は一つ一つの内容が非常に難解になります。
1回2回の勉強ではさっぱりわからないことが普通です。
(1)の方法で勉強しているとまったく先に進まず全体をまんべんなく勉強することができなくなる可能性があります。
(2)の方法ではまったく理解できていないのに先に進んでいいのか?と疑問や不安が浮かびますがそれで大丈夫です。
あとで何度も復習しますし、何度も復習することで理解が深まります。
また、広く浅く勉強することで先々の内容が過去の内容の理解を助けることもあります。
数学を何とかしたい人は騙されたと思ってチャートや学校問題集を広く浅く、手を使ってどんどん解くことを実践してみてください。
ポイントは実際に手を使ってノートに式や途中の言葉の説明をすべて書きなぐることです。
