手間を惜しんではいけない
伸び悩む生徒の特徴の一つに「調べる」手間を惜しむがあります。
わからない部分は答えを見て正しい答えを確認すればいいのですが、英語にしても数学にしても社会にしても「なぜ?」が発覚する瞬間は多くあります。
英語なら英文法的にどういうルールだったか、
数学ならどこで出てきた公式だったか、
社会なら教科書のどこに書いてあったか、などですね。
これらは学校や塾の先生に聞いてもいいのですが、実は自分で調べた方が早いことは多いですし、その方が記憶に残りやすいです。
しかし、この手間をやたらと省く人がいます。
何でも聞いてしまうとか、そもそも疑問を解決しないという人です。
後者は問題外ですが、前者も高校生になったりすると途端に勉強ができなくなることが多いので注意が必要です。
実践してみるといい方法を紹介します。
①漢字や英単語、語句など簡単にわかるものは自分で調べる
とにかくこんなものは自分で教科書なり資料集なりを開いて自分で調べたり確認しましょう。
②数学の解法手順は解説を読んでから質問する
まずは必ず模範解答の解説を一通り読んでください。
それでもわからない場合、今はyoutubeなどの動画を参考にする方法もありますが人に質問できる環境なら質問するのが早いです。
このあたりは小学生、中学生、高校生のどの段階なのかで微妙に有効度が違うので難しいところですが解き方は調べるのが難しいので質問するのが大体ベストです。
ただし、その解法を必ずメモしてください。
③英文法は必ず総合英語などの参考書を引いてみる
これは特に高校生にいえることですが、英文法や語法で迷ったら必ず文法書を引いてください。
そこに載っている例文を参考に文法事項を確認していくと自然に自分の中の英文量もストックされていき一石二鳥の対応力が養われます。
④時間をかけ過ぎない
これは逆に調べる学習の注意点です。
調べていても伸び悩む人が陥っていたりしますが、調べることや悩むことに永遠時間をかける人がいます。
もちろん何度も言いますが自分で調べることや考えることはいいことです。
ですが、あまりに時間をかけると勉強がまったく進まず本末転倒です。
もし調べてもよくわからないとか、10分以上何も解決せずに止まっているなら一度その問題は放置するとか、誰かに質問しましょう。
あとでわかることは勉強においてよくあることです。
手間を惜しまない地道な勉強ほど、後々に大きな効果を発揮してくるものです。