小学生指導③暗記力の向上

このブログで何度も書いていますが勉強はまず「暗記」が第一です。
すべてが覚えることで覚えるだけでいいとは言いませんが、一定以上の暗記力がなければ少なくとも中学生以降の勉強を進めていくのは困難です。
私が小学生の頃は学校でもいろいろ覚える機会がありましたが、今は何度もみんなで漢字を覚えようとか社会の人物を覚えようとか、そんな小テストが繰り返されるとかがあまりないようですね。
興味のないものやこんなの覚えてどうするの?ということもただひたすらに覚えることには意味があります。
興味があることなら覚えられるけど興味がなかったら覚えられないでは困ることがあるからです。
今はあらゆるデバイスが発達しましたから、たしかに覚えておくことは減り、少なくていいかもしれませんが、いろいろな試験をはじめとして覚えなければいけない場面は多いです。
小学生だとやはり漢字と英単語です。
漢字は日常生活でも役に立ちます。
英単語は今や小学校でもかなりの量に触れているはずなのですが、覚えている生徒は毎年皆無です。
漢字と英単語だけでいいので完璧に覚えたらそれだけで相当すごいですし、中学生になったときに同級生に大きく差をつけることができます。
しかし暗記が苦手な小学生はどうすればいいのか?
小学生ならまずは楽しく暗記できる「暗唱」がおすすめです。
中村適塾では入塾したばかりの小学生に短い物語や詩、古典常識などの暗唱をしてもらいます。
(まあ、これも嫌だと言われると困りものですが)
最初はぎこちないですが多くの生徒は進んで次から次へと覚えようとしてくれます。
やはり覚えられると楽しいですからね。
その後は少しずつ、ことわざや慣用句を覚えていきます。
すべて中学受験にも出題されるレベルです。
このあたりまでくれば、もはや暗記への苦手意識はありません。
暗記は無機質でつまらない作業になりがちですが、鍛えれば鍛えただけその実力は向上します。
小学生のうちにぜひ磨きたい力です。