テスト対策論2.0④

僕は学生時代に塾講師のアルバイトをしたのがきっかけで「先生」という仕事の面白さに魅了されました。
学生講師のときはとにかく「教える」という技術を磨きぬいた自負があり、大学での研究発表でもその説明の仕方を褒められましたが、「教える」という行為には「聞く」という行為が非常に重要になります。
生徒の質問や発言に普段から耳を傾かるとかですね。
生徒たちの立場でいえば学校の先生の話には十分に耳を傾けてもらいたいものです。
ということで、
(4)学校の授業を疎かにしない
たまに勘違いをしている生徒がいますが、塾に通っているからといって学校の授業を受けなくていいことにはなりません。
たしかに五教科でいえば学校で習うほぼすべての内容を塾でも扱うわけで、生徒たちも「学校の授業よりわかりやすい」と言ってくれるのは有難いですが、学校の授業は生徒たちにとって勉強の軸です。
定期テストのことを考えれば学校の定期テストを作成するのは当然学校の先生です。
授業で扱った内容を中心にテストに出す先生は多いですし、教科書に載っていないような内容を学校の授業で扱ったりします。
学校の授業を聞いていなければ大事な情報を聞き逃すかもしれません。
また、
塾の授業も学校の授業を前提としている部分があります。
例えば、塾でカリキュラムを先取りしたとしても、いずれは学校でも習うわけですから生徒が二度同じことを習うことでより理解が深まればいいな、と考えます。
ですから、
学校の授業が無意味だとか思ってはいけません。
さらに、中学生の場合はここでも通知表(内申点)が影響してきます。
教えている側からすると、授業に集中していない生徒というのは驚くほどよくわかります。
あれは何なんでしょう…。
滲み出る負の雰囲気からでしょうか…。
学校の授業の受け方でお勧めを一つ挙げるとすれば、
「学校の先生が重要だと示したことをメモする」です。
塾生にはもっと細かくポイントを提示しますが、これはお勧めです。
ノート1ページの右端にでもスペースを設け、学校の先生が言ったこと、重要っぽいこと、などをメモしましょう。
目的をもって授業を受けると集中力も向上しますよ。