怠け癖を直そう
定期テストで学年順位50番以内や通知表の内申点が35以上あるような比較的成績が優秀な生徒というのは10年くらい前なら例外なく「真面目」な生徒が一般的でした。
真面目な生徒というのは、忘れ物をしない、遅刻をしない、同じ失敗を繰り返さない、約束を守る、期限を守る、みたいな生徒ですね。
ですが、
今では実はそうでもありません。
成績上位でも余裕で忘れ物をしますし、遅刻なんて普通ですし、何度言っても同じミスを繰り返します。
つまりは現代において、勉強ができる=真面目とはならない確率が高いです。
しかし、
やはり真面目や勤勉、素直という特徴は大きな武器です。
勉強ができるようになる可能性が高いのは言うまでもありませんが、大人になればなるほど周りからの評価が非常に高いからです。
もちろん人には優しさや思いやりも必要ですから真面目が必ずしも大事とは言いませんが、人に何度も迷惑をかけてしまわないように多少は身に付けておいた方がいい能力です。
(上記のような失敗が多い人はなぜか言い訳が多いのも非常に心配です。)
私は普段の指導からこれらの「怠け癖」にはうるさいですし、しつこいですよ。
人がなぜ怠けるかというと「面倒」だからです。
ならばより面倒な状況にしてあげると怠け癖は自然に減っていきます。
面倒を越える面倒が嫌だからです。
とはいえ、
本来は自分で怠け癖をなくしていけるとそれが最良です。
塾生にもおすすめする方法を一つ紹介します。
「タイミングを決める」ことです。
例えば宿題忘れを防ぐなら「学校から帰ってきたらする、夕飯の前にする、必ず寝る前にする、朝起きたらする」みたいにタイミングを完全固定します。
大前提として、「とにかく何があっても最優先でそれをしない限り他事をしない」と決めてください。
最初は周りの大人が一緒に確認したりすれば、直せる子はこれで大体解決です。
最後に英単語暗記を怠けてばかりいたウチの高校生の名言を書いておきます。
「自分が変わらなければ何も変わらない。」