よく笑う生徒は伸びる
笑顔って大事ですよね。
たまに「どんな生徒が成績を伸ばしやすいですか?」みたいな質問を知り合いや親戚から聞かれます。
そんなの十人十色なのでひとまとめにできないのですが、紳士な中村先生は一応考えて真面目に答えます。
「よく笑う生徒ですかね。」
この「よく笑う」とは、爆笑するとか笑いのツボが浅いとかそういうわけではありません。
笑うべきタイミングでちゃんと笑っているという意味です。
ですから大声で笑っていなくてもクスクス笑いやニヤニヤ笑いでもいいです。
授業中には私が説明上で仕込む笑いだけでなく、みんなでする楽しい雑談、不意に訪れる珍回答などで「誰もが笑うタイミング」があります。
ここで笑っている生徒は実は十分に勉強を頑張れる、成績を伸ばせる可能性を秘めています。
逆にそんな場面で「何が面白いの?」みたいな顔でキョトンとしている生徒を私は見逃しません。
今後の指導で苦労することが予想されるからです。
落語を聞いたことがありますでしょうか?
落語には随所に笑いどころがあるのですが、しっかり話を最初から最後まで聞いていないとその笑いどころがなぜ面白いのかわからないのです。つまりはそういうことです。
あるいは笑う雰囲気を捉えると考えてもいいです。
「空気を読む」という言葉がありますが、笑うタイミングを察することができるならそれでも十分です。
みんなで笑い合える学年は総じてみんなが成績を伸ばしやすいので、私はそんな教室づくりに余念がありません。
過去の教え子たちの声(クチコミ)に「メリハリ」などの文字が頻繁に書かれていますが、まさに彼らはいいところに気づいていますね。流石です。