勉強にフライングはない
最近驚いているのですが、中3や高3といった受験生の入塾問い合わせが連続して4件ありました。
大変申し訳ないことに満席なので丁重にお断りをさせていただきました。
ただですね、
もし席が空いていたとしても申し訳ないですが受け入れはしないです。
おそらくですが、この時期に受験生を受け入れる塾はかなり少ないと思います。
理由はいくつかありますが、一つ上げるなら「指導はそんなに簡単ではない」ですね。
たまに「中学生内容なんて誰でも教えられるよ!」とか言ってしまうア…(自粛)
入試まで残り3か月あるとして、
もし中1の文字式や方程式から出来ていない、三単現のSを知らない、通知表には1や2が並んでいる。。。
ような状態ではどこから手をつけても何も改善されないうちに入試本番を迎える可能性が非常に高いです。
また、表面的な勉強テクニックだけではどうにもならない塾生の弱点を塾の先生というのは中長期的な目線でちょっとずつ改善を図ります。
(私は劇薬のように短期間で改善することが多いですがそれでも生徒を観察して癖や特性を把握する時間がそれなりに必要です。)
そして何より、特に個人塾の先生は今いる元からいる塾生を誰よりも大切にし優先するものです。
ギリギリのタイミングでの入塾はおそらく互いに不利益しか生みません。
ですから私は毎年冬から年明け春にかけてX(旧Twitter)やチラシなんかで何度も呼びかけていますが、塾への入塾を検討し出した段階ですぐに入塾した方が吉です。
これは誰もが塾へ行こうとかではありません。塾へ行かない選択はそれでいいのです。
でももし勉強に困っていて、いずれは塾へと考えているなら、いかなる理由でも早くした方がいいです。
勉強の最大の長所はフライングがないところです。
遅れ出しても小学生の間や中学3年生の春くらいまでならその遅れを取り戻せる可能性が高いです。
ただしその遅れから目を背け続けると、気付いた時には手遅れという恐ろしい結末が急に訪れます。
何はともあれ、早めに相談してほしいなと切に願っています。