塾のこだわり
個人塾というのは良くも悪くも「こだわり」があります。
クセが強いと思われて敬遠させることもあるかもしれませんが仕方ないんですよね。そのクセが強いからこそ普通の塾では経験できないようなプライスレスなものを経験できますし、必ず同じような考えを支持してくれる人がいて、そのクセの強さゆえに成果を出し続けるわけです。
スーパーで例えましょう。何でも大体揃っていて品質も無難なものが売られている、とりあえず家の近くにあって困らないスーパーって、特別何かが「他の店よりもおいしい!」とか「どこよりもお得!」とかなくないですか?
それはそれでいいかもしれませんが、どこよりも価格が激安なスーパーとか、ボリューム重視のスーパーとか、健康食品みたいな他の店で見ないようなものに特化したスーパーって、意外に高い人気を集めますよね。
私は変な趣味がありまして、町のスーパーが好きなんですよね。
肉を買うならこの店、魚ならこの店、野菜はこの店って決めているので休日にはスーパーをはしごしています。
どのスーパーも活気があっていつもたくさんのお客さんがいます。
そりゃもちろん、the普通のスーパーと比べたらお客さんの総数は負けると思いますが、もはやそんな単純に「数」だけではスーパーの価値は測れないでしょう。
塾も実は同じです。
特に個人塾は変わり者の塾長がほとんどですが、その代わりに「そこまでするの⁉」というレベルできめ細かい指導をする個人塾が多いです。そのきめ細かい指導を考えれば授業料もかなり良心的です。
指導だけでなくて(私は指導の一環だと真剣に考えていますが)、随所に「こだわり」があるのも個人塾の面白さです。
昔、雇われ教室長のときは上司にこのこだわりをよくバカにされました。
「そんなことにこだわっても生徒の成績は1%しか上がらないだろ」と言われて、水たまりのような浅はかさに失神するかと思ったことを今でも鮮明に覚えています。
だって、1%のこだわりを10個積み重ねたら単純にテストの点数が10点上がるわけですよ?
①おすすめの筆記用具を使ってもらう(これはいつか詳しく書く予定)
②教材にこだわる
③自作プリントにこだわる
④確認テストにこだわる(これももう少し詳細を紹介したいですね)
⑤授業や演習方法にこだわる(これも詳しく書きたいですがここまではよくあります)
⑥机の規格やイスの品質にこだわる
⑦空調設備にこだわる
⑧教室の天井の高さにこだわる
⑨照明の色味の組み合わせにこだわる
⑩紙の質や厚さにこだわる
みたいな感じですでに実行しているものを雑に列挙しただけで10点上がりましたね。