正々堂々

滅多にいませんがカンニングや宿題忘れを隠す生徒に遭遇します。
ここでの対応はまさにその塾の骨子ともいうべき性格が現れます。
最近の教育現場というのは原則生徒に強く注意できない風潮?みたいなものがあり、大きな塾だと当たり障りのないテンプレフレーズを事務的に言われて終了なんてことが多いみたいですが、中村適塾はそんなわけないですよ。
場合によっては男子でも女子でも関係なく泣くほど注意されます。
現代では珍しい光景かもしれませんがダメなものはダメです。
大体10代のウチからどんな理由であれ自分のミスをミスとして認めることなく逃げるどころか隠蔽するなんて姿勢を身に付けるべきではありません。
そんなもの大人になってからでも怠惰になるだけで十分身に付けられますからね。
失敗を認めないと何がいけないのか。
よく言われるのは大人になってから周りに迷惑をかけるからとかでしょうが、私は何より本人が苦しむことになるからだと思っています。
よほどのサイコパスでない限り誰しも罪の意識はありますし、自分への自己肯定感や自信が失われていきます。
ミスを認めるのは人前なら恥ずかしく、勇気がいることでもありますが、10代の内は比較的そこを乗り越えやすいです。
いわばチャンスなんですよ。
加えて、
嘘や偽りを続けると周りからの信用を失っていきます。
本当に苦しいときに自分を助けてくれるような人がいなくなってしまうのは心細いものです。
とにかく、
10代のうちに正々堂々と勉強、人生の歩み方を見つめてもらいたいです。