自立学習のすすめ①

最も効率的で効果的な学習は自立した学習です。
自分で自分の弱点を見つけ、自分で何を勉強するべきかを考え、計画して実行する。
これを目指すべきです。
塾に通っている場合も、塾の授業を受けているから大丈夫だとか安心して頼りきりではいけません。
私も塾の指導者として、生徒には自立した学習ができるようなってもらいたいと常々考えています。
しかし、すべての生徒がいきなりこれを体現できるわけでもありません。
特に近年はスマホや映像による情報優先によってか、短時間での問題解決が主流になりそれを求めてしまいます。
生徒たちにとって、長期的な予定を立て、見通しをもち、粘り強く試行錯誤することがより難しくなったように思います。
自立学習にもスモールステップでのトレーニングが必要です。
よくおすすめする方法にスケジュール(勉強計画)を立てるものがあります。
中村適塾でも高校生を中心に実践しています。
計画ノートや勉強手帳というものが市販されていますので、それを生徒と一緒に記入します。
実際に何をどれだけ勉強したかを記録することで次に何を勉強するべきかが視覚的に確認できますし、達成感もあります。
これで継続できる生徒はこれで大丈夫です。
というより、このタイプの生徒は元々コツコツする勉強ができるタイプなのであまり問題ありません。
計画ノートによってより手段が明確になり自走できるでしょう。
大変なのは勉強計画をまったく習慣化できず、その過程での目的や目標を見出せないタイプの生徒です。
(つづく)