見極める難しさ
先日のブログで時事問題について触れたのですが、塾生から質問があれば深堀りして内容を説明します。
政治的内容はできる限り中立を意識しますが、世間ではどんな反応があるのかを対立意見を含めて紹介します。
ただですね、今話題の兵庫県知事の一件は説明が非常に難しい。
何が真実で、どこまでを事実として受け止めればいいのでしょうか?
ネット情報も次から次へと移り変わりまさに混迷していましたね。
ここで重要なことは時事内容ではありません。
「核心を見極める」ことです。
塾生たちはいずれ大人になり、多くの答えのない問題に答えを見出していかなければいけません。
ならば、中学生や高校生のうちの答えが明確に用意された問題では何としても答えを導きにいく姿勢が大切になります。そんなものも解決できずに簡単に諦めるようでは答えのない問題の答えは出せません。
どんな問題もその問題を解決する糸口が存在します。
例えば、高校数学の円と直線が接する問題を解く場合は「円の方程式と直線の方程式を連立して判別式=0」です。
でも核心を捉えている人は「ちょっと待てよ?円と直線が接する条件は点と直線の距離の公式で求めるほうが計算が楽なのでは?」となります。(高校生のみんなはわかりますね?)
重要なポイントはそんなに簡単に見極めることはできません。
数学みたいな科目でないとなるとなおさらです。
それでも、何事も何度も練習して、一所懸命に考え、積極的に知識を詰め込みましょう。
塾生たちには大事なことを見極められる大人になってほしいですね。