長時間学習
勉強は「量」であることはこれまでに何度も書いています。
「質」を求める人がいますが、勉強方法や使用教材、自分の理性の向上などは意外に限界が早いです。
ネット上にはさまざまな勉強方法やおすすめ教材が溢れかえっていますが、実行しなければ意味がありませんし、どれも膨大な時間量を費やすことを前提にしているのです。
手間を省いて省エネで、効果が抜群の勉強なんてありませんよ。
そんな妄想は早く捨てて現実を直視しましょう。
中村適塾の特徴の一つは強制的に長時間勉強が発生するところです。
例えば、定期テストの5週間前から土日を使って7時間以上の特訓授業が4回ほど追加されますし、中3や高3なんて「ここで授業追加するぞー」とか「この日の授業延長するぞー」とか言って、中村が次々に指導時間を増やしてきます。
しかもこれ、無料です。大事なことなのでもう一度、無料なんです。
もはや経済の仕組みを破壊するかのような暴挙ですが、いいんですよ、別に。
私はそれでも塾生を指導したいわけです。
そして塾生も保護者の方々も嬉しいわけですから、みんなハッピーです。
(ただ、10年以上前から気掛かりなのは塾生たちの顔がまったく喜んでいないことですね。)
話は逸れましたが、なぜ長時間勉強が重要かというと、高校生の勉強が自然に長時間になるからです。
私は小学生を教えていても中学生を教えていても、常に将来の高校生になったときの勉強を見据えています。
高校生までに長時間の勉強に耐える「勉強体力」を養っておかないと、そもそも勉強自体を行動にできないのです。耐えられないですもん。
だから、中学の段階で「そんなに長時間勉強したら集中力が続かない~」みたいに言っている人は根本的に間違っています。
集中力が続かないから続くように鍛えるわけです。