宿題と復習①

昨日に関連して宿題について書きましょう。
勉強といえば欠かせないのが「宿題」(課題)ですよね。
誰もが嫌がるフレーズかもしれません。
ただ、とても重要な勉強過程の一つです。
主に宿題は「復習」に利用されます。
学校や塾で勉強したことを忘れないように定着させるために、
宿題が出されるのです。
エビングハウスの忘却曲線を引用して、
復習の大切さをよく強調されますが、
それだけ勉強にとって復習は大切です。
よく勘違いされますが、
分かりやすい授業を聞くから勉強ができるようになるわけではありません。
分かりやすい授業はあくまでもきっかけであり、
生徒たちが最も実力を伸ばすのは自学自習をしているとき、
復習しているときです。
例えば、
先生:「このようにすれば、この問題は簡単に解けるぞ!」
生徒:「へー!そうなんだー!わかりやすい!」
となったとしても、
その後、
自分の手を紙の上で動かし、
自分の頭で考えながら、
実際に一人で解くことができるかを確かめ、
方法や着眼点をまとめるかメモしておき、
時間が経ったら念のためもう一度解き直す。
こんな過程が重要です。
この過程を省いてしまうとせっかく習ったことをすぐに忘れてしまいます。
私が中学生の頃、
別々の塾に通う友達数人でよくしゃべっていましたが、
「分かりやすい授業じゃなくて、その後が大事。」
そんなことを言っていた友達は核心を突いていたんですね。
塾で教える立場としては、
「分かりやすい授業」をもちろん目指します。
しかし、
それ以上に授業後の勉強方法についての指示やケアについての指導を欠かさないように気を付けます。
次回は宿題を含んだ復習方法について紹介します。
(次回へ続く)