表裏一体

たまにこんな質問がきます。
「覚える(インプット)と問題を解く(アウトプット)はどちらが大事ですか?」
うん。
どちらも大事です笑
これはどちらが良いかと結論は出せません。
なぜなら、どちらも必要だから。
言ってみれば、
インプットがアウトプットを支え、
アウトプットがインプットを促します。
二つは表裏一体、一心同体です。
大体の場合、
インプットで暗記ばかりに頼りすぎているとか、
アウトプットで問題ばかり解いている人は、
点数にもすぐに限界がきます。
上手いことテストで点数を取ることが難しいです。
覚えるという行為は必要です。
何度も読む、言う、書くなどの行為を繰り返し、単純暗記をすることは勉強に欠かせません。
一方で、
問題を解くことで問題の出題傾向がわかります。
どんな風に問われるか、
どんなところまで質問されるか、
相手(テスト)を想定することで勉強の仕方、方針、範囲が定まります。
また、問題を解くことで自分ができていない部分、
つまり、
自分の欠点が浮き彫りになります。
生徒にもよく言いますが、自分は何ができて、何ができないかは、
実は自分でもよくわからないものです。
そこをはっきりさせるためにも、アウトプットは必要です。
そして、
自分の欠点を補うためにインプットを再開するのです。
科学的なアドバイスをするなら、
最近の勉強本でも話題になりましたが、
インプット:アウトプット=3:7
の割合を意識して少しアウトプット多めの勉強をしてみてください。