経験と倫理②
ところで、倫理とはなんでしょうか?
ここではAIの登場です。
「倫理とは、「人としてどう生きるべきか」「何をしてよく、何をしてはいけないのか」を考えるためのものです。
たとえば、
「嘘をついてはいけないのはなぜか」
「困っている人を助けるべきか」
「自分の利益と他人の幸せがぶつかったらどうするか」
「法律で許されていても、道徳的に問題があることはあるのか」
こういう問いについて考えるのが倫理です。
似た言葉に道徳があります。ざっくり言うと、道徳は「社会や家庭で教えられる善悪のルール」、倫理は「そのルールはなぜ正しいのかまで考えること」です。
なるほどですね。
しかし、これらを学ぶ機会を得ることは、意外に難しいです。
嘘をついたりつかれたり、困っている人を助けたり逆に助けられたり、そういった多くの社会的場面で経験を積んでいって、ちょっとずつ身につけていくのが倫理でしょう。
従来の学校の授業では、たしかに学びにくい部分かもしれませんが、社会に出たときは大いに役立ちますね。
また、こういった取り組みを進める学校は、そこから哲学が生まれるとも提言しています。
今度は私が辞書を引きました。
哲学とは、「物事を根本から考える学問」だそうです。
つまり、
「嘘をつくのは悪?ときには正しい?」と考えるのは倫理。
もっと広く深く、「そもそも善悪とは何か?」を考えるのが哲学です。
私はよく保護者の方から、「理系人間」と思われているみたいですが、学生時代は哲学が好きで本を読んでいました。
人生哲学とか、経営哲学と言われるように、哲学には人を動かす力がありますから、教育においても重要でしょう。
実地経験を積めないAIには、まだまだ難しい分野です。
